くまの木自然クラブ 2014年度の活動一覧

  4月19日(土) ガイダンス・田んぼの生きもの調べ
  5月17日(土) 高原山の石を調べよう
  6月21日(土) 小麦収穫&小麦料理
  7月26日(土) セミの抜け殻観察&羽化観察
  8月30日(土) 水辺の生きもの調査
  9月27-28日(土・日) 【合宿】ナイトハイク・秋の鳴く虫観察
  10月18日(土) タネのフシギ調査隊
  11月15日(土) 化石探し
  12月20日(土) ワラでリース作り
  1月17日(土) 冬の野鳥観察
  2月21日(土) くまの木の裏山で遊ぼう
  2月22日(日) 「あつまれ!自然好き」で活動発表(県立博物館主催)


活動報告

2015/2/22 「あつまれ!自然好き」で活動発表(県立博物館主催)

 一年間のくまの木自然クラブの最後は、県立博物館で行われる「あつまれ!自然好き」への参加です。人がぎっしり入ったホールでの活動発表。自分たちの発表発表順が前の参加者のかなりきっちりと練習している様子の発表を見て、みんな若干緊張の面持ちでしたが、一生懸命発表していました。発表の後は、博物館内の見学、みんな思い思いに色々なところを見ていました。その後、発表者控室でお弁当を食べさせていただきました。昼食後は博物館を出て栃木県防災館へ寄りました。みんな強風や地震、くらい煙の部屋から脱出や豪雨などの体験をしました。たまたま、救急救命講習会も実施されていましたので、心臓マッサージのやり方やAEDの使用方法を教えてもらうことができました。

2015/2/21 くまの木の裏山で遊ぼう

 「くまの木」の裏山にあるコナラ広場に出かけ、みんなでネイチャーゲームを楽しみました。スタフが少なかったこともあり、中学生が大活躍。とても助かりました。裏山から戻った後は、体育館で遊んだり、翌日に栃木県立博物館で行われる「あつまれ!自然好き」の発表練習をしたりしました。

2015/1/17 冬の野鳥観察

 井頭公園に冬の野鳥観察に行ってきました。快晴で暖かかったのですが、時折吹く風はやはり水辺の冬の風、日かげにいるときなどはとても寒く感じました。
まず、最初は鳥見亭に行き、見つけた鳥で行うビンゴゲーム、カモカモビンゴの開始。ビンゴの最中、さーっと横切るカワセミや高い木の上にとまっているサギなども見られました。その後、鳥見亭を出て鳥をさがしながら池沿いに歩き、池の中ほどまでいき浮桟橋の上で昼食をとりました。

2014/12/20 ワラでリースづくり

 今年も、しめ縄づくりのプロの大島武さんに指導してもらい、わらリースづくりを行いました。しめ縄は塩谷町の特産品というだけのことはあり、自然クラブの子供達にも結構、しめ縄を作ったことのある子がいるので、今回は正式な両手をこすり合わせて縄をもじるやり方に挑戦してもらいました。まず、お手本を見てもらい、やり方を説明し、わらがもじれる仕組みも説明しました。さすがに全員が手をこすり合わせてやるやり方で出来るようにはなりませんでしたが、何人かはちゃんとできる様になりました。小学生で正式なやり方ができるってのは結構すごいことだと思います。それをみたら、プロでも「お~。」って思うはずです。最後は自由に飾り付けをしてもらい全員が完成することができました。

2014/11/15 化石さがし

 「くまの木」からバスに乗り、塩原ダム近くの化石のある場所に行きました。バスを降りて少し斜面を登ると、化石のある石がごろごろありました。県立博物館の柏村先生の指導のもと、午前中は化石の収集と化石のある地層の見学をしました。化石のある石が次々と見つかるので、みんな2時間はみっちり化石さがしに没頭していました。
その後、拾い集めた化石を持って近くの公園に移動し昼食をとりました。昼食後は、化石の入った石を化石部分だけにしたり、化石に詰まった砂を払い落したりする化石クリーニングの仕方を習いました。

2014/10/18 タネのフシギ調査隊

 植物たちが、どうやって遠くまでタネを広げるのか、そのフシギを調査する予定でしたが、参加者も少なかったこともあり、のんびりと秋のいろんな自然観察散歩になりました。植物のタネの観察をしていると、色々な昆虫にも出会えました。秋でもバッタはもちろんイラガの幼虫がいたり、ミツバチがいたり、昆虫も活発に活動していました。
 「くまの木」に戻ってからは、タネが遠くに移動する仕組みを聞いたり、そのタネの仕組みと同じ仕組みでのティッシュ飛ばしやダーツをして遊び、パウチのしおりづくりやグル―ガンでのオブジェづくりを楽しみました。

2014/9/27-28 ナイトハイク ・ 秋の鳴く虫観察会(合宿)

 今年の合宿の最初の活動は、いきなり朝食の準備。6月にみんなで刈り取った小麦を使ってうどんを打って寝かせるところまでやりました。つづいて夕食作り。参加者全員でカレーを作り、食べました。今年のカレー班は順調!ご飯は若干焦げ臭くなっちゃいましたが昨年よりは上手くなったと思います。食後はナイトウォークで、ライトを点灯せず全員一列で真っ暗な裏山を歩きました。みんなギャーギャー騒がしかったのですが、真っ暗な中で幼虫の時だけ光るクロマドボタルがいる事に気が付くことができました。

 2日目は、昨晩暗闇の中歩いた裏山を早朝散策(明るい!)。その後、寝かせたうどんを切って茹でてけんちんうどんを朝食にしました。その後は、くまの木周辺でトンボとりをしました。

2014/8/30 水辺の生きもの調査

荒川にいって川の生きもの調査、「くまの木」に戻ってビオトープの生きもの調査の予定でしたが、ライフジャケットを着用したせいか、生きもの探し?川遊び?が思いっきりできたのか、川が盛り上がってビオトープの生きも調査の時間が取れませんでした。カジカ、ギバチ、カワムツ、スジエビ、サワガニ、ヤゴなどいろんな生きものがとれました。

2014/7/26 セミの抜け殻調査&羽化観察

夏恒例のセミ観察。まず、校庭・学校裏の杉林・荒川沿いの林の3か所をみんなでまわって、抜け殻を探しました。抜け殻という抜け殻は全部みんなで採ってしまおうというのです。時期が少し早かったのか全体的に数が少ないようでしたが、木の幹や葉っぱの裏など色んな所を探しました。採った抜け殻は、見分け方が書かれたシートをもとに種類を場所ごとに調べます。見分けのポイントである触角が無くなっている抜け殻が多く、みんな悪戦苦闘していました。

 

さて結果ですが、全部で49個見つかり、杉林ではヒグラシが多く見つかりました。アブラゼミは校庭に多い印象です。

 

夕食を食べ、次は羽化観察。暗い校庭の木々を、指導者と一緒に懐中電灯で照らしながら、幼虫を探したところ、校庭のトチノキで3匹のアブラゼミの幼虫を見つけることができました。いつ羽化するのかを楽しみに、みんな幼虫に注目して待っていたのですが、ご家族がお迎えに来る20時では、まだ羽化が始まらず、結局羽化までは観察できずに解散となりました。

  校庭 学校裏の杉林 荒川沿いの林

アブラゼミ

11 4   15
ミンミンゼミ 8 2 2 12
ヒグラシ   17 1 18
ニイニイゼミ 2     2
不明     2
21 25 3 49

 

※ 解散後にスタッフだけで観察を続けたところ、20時30分頃に羽化が始まり、翅が伸びきったのは21時30分頃過ぎでした。子どもたちと一緒に羽化するところを見てみたかったです。

2014/6/21 麦収穫&麦料理

 塩谷町には小学校が3校あり、自然クラブでは違う学校の子も一緒に活動をしています。学校に関係なく友達になってほしいので、子供たちが打ち解けられるようにアイスブレイクから始めました。その後は、クイズ形式で少し真面目に麦についてお勉強。アイスブレイクつくったグループごとに共同で考えて、問題に答えてもらいました。「麦を使っているものは?」というお題をだしたのですが、みんな結構いろいろ知っていました。

 お勉強の後は畑に移動し、地元農家さんに昔の麦栽培の事や子供の時、麦を使った料理よりもお米が食べたかったなどの話を聞いてから、麦の刈り取りをしました。栃木県では記録的な梅雨の長雨の影響により、農家さんが栽培していた大麦が穂のまま発芽し、ほとんど収量が得られない被害が発生していました。当初、今回の自然クラブでは、大麦の刈り取りを予定していましたが、「くまの木」の大麦も農家さん同様に穂のまま発芽&カビの発生となってしまい収穫を取りやめ、刈り取り適期となっている小麦(農林61号)の刈り取りを行いました。小麦の刈り取る量、運ぶ量などの働きっぷりに、子供たちの個性がよく出ていました。鎌の扱い方の呑み込みの早い子、遅い子、麦も一生懸命一抱え運ぶ子、片手で一握り運んでくる子などなど、様々な子供がいました。

 足踏み式脱穀(60年?くらい昔の方法)もみんなでやってみました。足でペダルを踏み、針金がついたドラムが勢いよく回り、そこに穂の根元を持ったまま入れると麦の実がそぎ落とされる仕組みです。子供たちはもっと関心を示すかと思いきや、すごい勢いでガーコ、ガーコ回る脱穀機にしり込みしたのか、続けてやりたがる子はあまりいませんでした。

 活動記録を書いた後は、小麦を刈り取りから味覚までも体験するということで、小麦料理のすいとんをみんなで食べて活動を終了しました。

2014/5/17 高原山の石を調べよう

参加者が多かったので、いつもの黄色いバスではなく、一回り大きなバスに乗り、もみじ谷へ向かいました。鳥羽でバスを降り歩いてもみじ谷の行けるところまで(現在、土砂崩れでもみじ谷を降りるところまでいけません)行き、火山灰が堆積した層が見れる崖を見ながらつるちゃん(指導者:弦巻賢介)の昔の高原山の噴火の解説を聞きました。そのあとは、またバスに乗り尚仁沢へ。駐車場で降りて30分ほど歩いて、尚仁沢湧水群へ行きました。そこで、お弁当タイム、心地よい湧水場所でお昼ご飯を食べました。食後に少しお勉強、尚仁沢ではどんな仕組みで水が湧いているのかを教えてもらいました。その後、「くまの木」に戻り、観察記録を書きました。

2014/4/19 田んぼの生きもの調べ

今年度も「くまの木自然クラブ」がスタートしました。

例年、第1回目は、保護者も一緒のガイダンス。スタッフから活動の詳細の説明があり、そのあとはフィールドへ出で生きもの観察。

40名を超える子どもたちが、くまの木の田んぼ池でカエルやヤゴを捕まえては、大はしゃぎ!

保護者の皆さんには、子どもたちの観察会の様子をご覧いただき、この活動に賛同いただいた場合、正式に参加登録していただきます。

さぁ、みんなで一年間、塩谷の自然を存分に楽しんじゃいましょう!